接続ガイド


このドキュメントでは、連邦vs.ジオン&DX (DC版) をエミュレーターで動かし、ゲームサーバーに接続する手順を説明します。

ゲームサーバーやエミュレーターのバージョンアップによりこの手順は頻繁に変わる可能性があります。

サーバーに接続できなくなったり、うまく遊べなくなったらもう一度このマニュアルを確認してください。

更新履歴

1.環境構築

必要なもの

ゲームイメージを用意する

エミュレータを用意する

ゲームの起動確認

コントローラの設定

ロビーサーバーに接続

P2P対戦用設定

2.快適に遊ぶために

低遅延コントローラー

フルスクリーンモード

ディスプレイのリフレッシュレートを60Hzに固定

おすすめ設定適用

ビデオ設定

オーディオ設定

キーボードを有効化

3.サポート

Flycastが起動しない: VCRUNTIME140_1.dll が見つからないエラー

Flycastが起動しない: d3dx9_43.dll D3DCOMPILER_43.dll が見つからないエラー

画面が真っ暗のままゲーム画面が映らない、フレームレートが安定しない

アカウントのバックアップ

更新履歴

1.環境構築

必要なもの

ゲームイメージを用意する

ゲームイメージ(ROM)を用意します。

~ゲームイメージ(ROM)の入手方法について~

ドリームキャスト実機をつかっての吸い出しを推奨します。

ドリームキャスト版連邦vsジオン&DXをドリームキャスト本体を使用してゲームイメージをPCに取り込みます。 SDカードを利用した方法が手軽です。

具体的なやり方はGoogleで調べてください。

インターネット上にROMイメージが落ちていることもあるかもしれませんが、ここで紹介しません。自己責任の上Google調べてください。

gdxsvではROMイメージのダウンロードに関する話題は禁止します。

この例では、work ディレクトリの中に必要なファイルを配置していきます。

gdx-disc1フォルダにdisc1, gdx-disc2フォルダに disc2 のゲームイメージを配置しました。

エミュレータを用意する

Flycast というドリームキャストエミュレータを使用します。gdxsv カスタムバージョンを以下のリンクからダウンロードしてください。エミュレータは定期的に新しいバージョンが公開されるため、その度に最新版をダウンロードしてください。

>最新版エミュレータをダウンロード

Assets 内の zip ファイルをクリックしてダウンロードします。

Windowsの場合: flycast-gdxsv-windows-msvc-xxxxx.zip

macOSの場合: flycast-gdxsv-macos-x86_64-xxxxx.zip


ダウンロードした zip ファイルを解凍して work ディレクトリに配置します

新しいバージョンの flycast が公開された場合は、同様にzipを解凍して flycast-gdxsv.exe を上書きしてください。

ゲームの起動確認

exe ファイルをクリックして flycast を起動します。

図のような画面が出た場合は詳細情報をクリックしてから実行をクリックします。

flycastを起動すると図のような画面が表示されます。
gdx-disc2.gdi をクリックしてゲームを起動します。

※flycastが起動できない場合

サポートを参照してください


※用意した .gdi が一覧に表示されない場合

エミュレータがゲームイメージを認識できていません。

 [Settings] ボタンを押して、 Content Location の [Add] ボタンを押し、ゲームイメージを保存しているフォルダを選択してください。


ゲームが起動すれば成功です。

デフォルトのキーボードの操作は以下です

  • Tab: メニューを開く
  • Enter: Start
  • 矢印キー: 十字
  • X,C,S,Dキー: ABXYボタン


コントローラの設定

コントローラのボタン設定をしていきます。

flycastを起動し、ゲームを起動します。

アーケードモードに入り、対戦画面に移動します。

対戦画面に移動したら、Tabキーを押してしてメニューを開き、[Setting] をクリックします。

[Controls] をクリックしてコントローラの設定画面を開きます。

接続しているコントローラの名前の [Map] をクリックします。

Controller Mapping のメニューが開きます。

以下のボタンの割り当てを行ってください。

  • DPadUp: ↑
  • DPadDown: ↓
  • DPadLeft: ←
  • DPadRight: →
  • A: ジャンプ
  • B: サーチ
  • X: 射撃
  • Y: 格闘
  • Left Trigger: 通信(体力報告)
  • Right Trigger: サブ射撃
  • Left Trigger2: 特殊射撃 (A+X同時押し)
  • Right Trigger2: 特殊格闘 (A+Y同時押し)
  • Start: スタート
  • Menu: エミュレータメニューを開く

各ボタンの [Map] をクリックすると、MapButtonダイアログが表示されるので、割り当てたいコントローラのボタンを押します。

割り当てが終わったら左上の [Done] を2回クリックしてエミュレータメニューに戻り、

[Resume] をクリックしてゲームに戻ります。

ゲーム内でコントローラが正しく動作するか確認してください。

設定が済んだら、[X] をクリックして flycast を終了します。

ロビーサーバーに接続

ゲームを起動して通信対戦を選択します。

通信ゲームファイルの作成

はいを選択して、メモリーカード1に保存します。

パイロットネームの設定を押してパイロットネームを入力します。

[通信対戦] > [ネットワーク接続] > [同意する]

を選択します。

[進む] > [はい]

を選択します。

ファイヤーウォールの警告が表示された場合は、アクセスを許可する(A) クリックしてください。

接続に成功すれば、HN入力画面に移動します。

ハンドルネームを入力して、登録ボタンを押します。

戦場選択画面が表示されます。

それぞれの場所はロビーを表します。

ロビーの説明画面欄にサーバーの地域が書いてある場合、その地域の対戦サーバーが使用されます。

住んでいる地域に近いロビーを選ぶと快適にプレイできます。

これで接続確認は終了です。

切断する際は、スタートボタン(Enter)を押してネット終了を選択してください。

P2P対戦用設定

エミュレーターを起動し、Settingsボタンを押します。

Gdxsv タブを表示します。

NetworkSettings を設定します。

※P2P対戦では、対戦相手と直接通信を行う必要があります。このために、お使いの環境のルーターの設定を変更する必要があります。この設定を自動で行うのが UPnP です。

大抵のルーターはデフォルトでUPnPが利用できますが、使用できない場合は、ご自身でお使いのルーターの設定画面にログインし、ポートフォワーディングの設定を追加してください。

UPnP を使用する場合

1.Enable UPnPにチェックを入れる

2.GdxUDPPortの設定 (適当に 29700 ~ 29800 の間で設定)

3.[UPnP Now] ボタンを押す

  • Success が表示されればルーター設定完了

4.[Test The Port] ボタンを押す

  • Success が表示されれば対戦できる状態です

Failed (Timeout) と表示される場合:

●セキュリティソフトに通信がブロックされていないか確認

●2重ルーターになっていないか確認

それでも解決しない場合は、UPnPを使用しない場合へ進んでください。

UPnP を使用しない場合

設定画面はルータによって異なりますが、以下のように設定します。

  • プロトコル: UDP
  • 外部IPアドレス: すべて
  • 外部ポート番号: Gdx UDP Port と同じ値
  • 内部IPアドレス: PCのローカルIPアドレス
  • 内部ポート番号: Gdx UDP Port と同じ値

Flycastでは以下のように設定します。

1.Enable UPnPにチェックを外す

2.GdxUDPPortの設定 (ルーターで設定したのと同じ値)

3.Test The Port ボタンを押す

  • Success が表示されれば対戦できる状態です

その他の項目の設定

GdxMinimumDelay: 最小入力遅延フレームを設定します

  • 小さくすると対戦中の入力遅延が低下します
  • 大きくすると対戦中のPC負荷が低下します
  • プレイしやすい値に設定してください

Save Replay: 対戦中のキー入力をファイルに保存します

Upload Replay: 対戦終了時に自動的にリプレイをアップロードします

Display Network Statistics: 対戦中に相手とのPing等の情報を表示します

2.快適に遊ぶために

低遅延コントローラー

XInput規格対応のコントローラーが遅延少なくおすすめです。

XBOX系コントローラ全般、PC対応と記載のあるアーケードスティックなどが該当します。

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フルスクリーンモード

Alt + Enter を入力することでフルスクリーンでプレイできます。

ウインドウモードよりもなめらかにプレイできることが多いです。

ディスプレイのリフレッシュレートを60Hzに固定

60Hz以上のゲーミングモニターではフレームレートが安定しない場合があります。

この場合ディスプレイの設定で60Hzに固定すると、フレームレートが安定します。

おすすめ設定適用

FlycastのSettingsメニューで、[Apply Recommended Settings] ボタンをクリックすると、おすすめの設定を自動で適用します。また、Enable 16:9 Widescreen Hack にチェックを入れると、ワイド画面で遊ぶ場合の表示の乱れを軽減するパッチが適用されます。

ビデオ設定

お好みで調整してください。

オーディオ設定

Audioタブを選択します。

Volume Level: 音量を調整できます。

Latency: 低くすると音の遅延が少なくなりますが、低くしすぎると音が乱れる場合があります。12ms ~ 64ms の間がおすすめです。

キーボードを有効化

ゲーム内のロビーチャットでキーボードを使用できます。

エミュレータを以下のように設定し、ロビー画面でEnterキーを押して使用します:

Controls タブにて

3.サポート

Flycastが起動しない: VCRUNTIME140_1.dll が見つからないエラー

Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/cpp/windows/latest-supported-vc-redist?view=msvc-170

ダウンロード直リンク: https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe

ダウンロードした vc_redist.x64.exe を起動してインストールを完了させてください。

Flycastが起動しない: d3dx9_43.dll D3DCOMPILER_43.dll が見つからないエラー

DirectX エンド ユーザー ランタイムをインストールする必要があります。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35

ダウンロードした dxwebsetup.exe を起動してインストールを完了させてください。

画面が真っ暗のままゲーム画面が映らない、フレームレートが安定しない

ビデオ設定でほかのGraphics APIを試してください。

アカウントのバックアップ

ログインIDは gdxsv-flycast.exe と同じディレクトリにある emu.cfg に記載されています。

これは初回起動時にランダムな数字が割り当てられます。

emu.cfgをメモ帳などで開き、[gdxsv] という記述を見つけ、その下の loginkeyがあなたのログインIDです。

例)

[gdxsv]

loginkey = 12345689

server = zdxsv.net

自分のloginkeyをメモしておき、loginkeyを自分のものに置き換えることでアカウントを復元することができます。